ボルダーエリアガイド

安達太良山ボルダー(福島県)

99年7月版

警告!
沼ノ平は有毒ガス死亡事故があったので近づかないように、登山道の規制など入山前に地元の最新の情報を入手するべし。
近くで熊(と幽霊?)の目撃例あり!


シーズン

4月〜10月位(GWに行ったら結構雪はあった)、風が強い場合が多いので、シーズンの初めと終わりは防寒具必携、でも夏はかなり暑くてぬめることもあるがフリクションがいいのであまり問題ない。

アクセス

東北自動車道・福島西ICか、磐越自動車道/猪苗代ICから沼尻温泉を目指してそれぞれ1時間弱、沼尻温泉前を抜けて林道を上がって駐車場。
駐車場から1番近いボルダーまで約20分、遠いとこだと1時間くらい掛かるが、道はもともとハイキングコース(警告参照)。

岩質

安山岩(だと思う)でガバホールドが多いが、結構もろいところもある。

水場等

最初の岩場の近くにある小屋で汲める。
ここは硫黄採取用の無人小屋で宿泊可(/未確認)。

宿泊

キャンプは前述の小屋(風呂、トイレ、囲炉裏付き!)
か駐車場でできるが、も駐車場を利用する人が多い。
但し、ここは出ると言われているらしい(♪ユーレイヒ〜♪?)。
温泉は林道手前の旅館で800円で入れる。
飯を食うなり、買い出しなりは猪苗代の町へ。


ガイド 

小屋のあたりから、ボルダー尾根が見え始め、岩雪の最終号目次上にあった「普通の人(1級)」もここにある。バランシーなデットポイントでいい課題。

同じ岩の左側にはSDのカンテの課題(2級)、あとは超怖いデカスラブ(仲間うちでは蓄積岩と言っている)やランジの岩もかなり目立つ。ランジは素直なランジだけど、結構遠くておもしろい。そのちょっと上にはテーブル状のマントルの岩。いくらでもラインがとれる。

裏側にまわるとバランシーな垂直のスラブ(2級)、更に上にも岩があるらしいが行ったことはない。

ここまで来ると、ルーター(リードクライマー)が時々いる胎内岩までは目と鼻の先。
ボルダー尾根から河原を挟んで対岸がボルダー台地。
有名な「石の人(初段)」はこれまたテーブル状で、ボルダー尾根からよくわかる。

その横に丸いボルダーがあって、これが「カエルクラック(グレード不明。2級くらいか?)横のカンテも課題になっている。

ボルダー尾根とボルダー台地は胎内岩・沼の平の分岐から
右と左に分かれる。
尾根は胎内岩と沼の平の間の道(道はないけど)、台地は川を渡って右へ。川をそのまま遡上すると河原の1級がある。
ルーフ状から始まり、スラブになるが、オリジナルラインはスラブを右上。
 岳人の小川山ボルダー特集に出ていたA.M.が直上した。この方がすっきりして、オリジナルよりもいいと思う。
H.O.、第2登。ちなみにどちらもスラブが核心。でも高さがあるのでスラブへの立ち込みは怖い。

(資料提供/仙台在住T.M.)

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