個性派ジムコンペ3連発だ!

 

●prAnaカップ 2001 ランジコンテスト(神奈川県)

今回で4回目をむかえた国内最大級のコンペ「prAnaカップ」、今年は例年より遅い11月3日に行われた、今年も本誌はランジコンテストに的を絞ってお伝えしよう。

予選と決勝にわけて行われた今回はルールが変わっている、騒音計なるマイクのお化けみたいなものでギャラリーのリアクションの音量をはかりその音の大きい人が勝ち、というもの。

「そんなルールでええんかい!」とか思うマジメな人もいるだろうが、これがやってみると意外と面白い、 なにせ客は容赦ない、ちゃんと一番スゲーやつじゃないと盛り上がらないのだ(笑)。 全然飛べないとシ〜ンとサブイ事このうえなく世の中ってのはかくもシビアなものなのだと痛感させられる。

そんな中で一歩前に出たのが田村高志選手だ、「誰?それ」と言うなかれ(失礼)。 彼はBNJオリジナルビデオ「in Tokyo!」の中でクツヒモをぶっちぎっていたあの男、ボルダラーとしては重量級の体でありながらそのランジ能力には定評がある隠れまくった逸材である。

飛ぶ大人 すばらしい集中力の子供

この彼が飛ぶ!バシッ!「おおーー!」、会場にこだまする歓声。 そのまま壁上へマントルのオマケ付きの田村選手、ウケまくる会場、君は芸人か!?

んがだ、そんな田村選手にも強敵が・・・、「動物と子供には勝てない」とは日夜視聴率に悩まされるテレビ屋さんの弁。 「子供にしてはちょっとすごいんでない?」ってな距離をやっちゃう子供出現。 客喜ぶ、針上がる。 子供が田村を追走する。 そんなわけで複数の子供が決勝に進出。

見えないガバもがっちり掴む田村選手 本戦エキスパートでも2位に入った藤井茂久
もちろん登るゲストのトミー=コールドウェル

ただ飛ぶ!飛ぶだけ!だけどランジは面白い。


若手注目株、嵯峨 敦

ランジコンテスト上位陣、MCに「賞品をタカ〜く掲げて・・・」と言われ・・・

 
エキシビジョンで小さなジブスにランジする小山田大、この後のトライでなんとホントに止めてしまう。

 

さてこりゃどうなる? と優勝の行方がまったくわからんまま始まった決勝、距離も遠くホールドも悪くなりしかも掛るところが見えないスローパーなんかもある。

さてどうする。 ありゃ? みんな距離届いても止まらんではないか!? おい、いいのかセッター三由!?

良く見りゃ終了ホールドの上の壁面にはこのホールドの位置をいろいろ苦心したマジックの跡が・・・、結局ホールドは一番下の位置で固定されていた。 それでも、これだ。

さあさあ、どうする田村! どうなんだー! 

あ、あれ!? 登っちゃったよ。

「ウオオオオオオオー!」

勝ち、決まりですねこれは、の大歓声。 結局田村はつづく2順目もそのとなりのホールドをゲット、難度、歓声とも申し分のない勝利を決めた。もちろん子供連も入賞、表彰台はなかなか面白い光景でした、ハイ。

優勝の田村高志選手にはプジョーの自転車が送られた。

リザルト、本戦の結果はPUMPホームページ

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