CROSE-UP!

甲山哲也、ヨーロッパを食らう!

”オレのブロー滞在記!”

これはイギリスでのショット。ピーク・ディストリクトで本物のベン=ムーン(右)とジェリー=モファット(左)の大スターコンビを見つけてちゃっかりと写真におさまるソツのない筆者。(おい、その右手はナンだ、コラ!)

※掲載を快諾してくれてありがとう、ベン、ジェリー。/b.net
ベンの帽子が気になるという人はこちら→”S7”

●いざ、ヨーロッパへ!
 99年4月から12月まで、私、甲山哲也(こうやま てつや)はヨーロッパクライミングツアーに旅立った。
当初はボルダーばかりではなく、ロープクライミングやアルパインクライミングもやるつもりだったのだが、結局はほとんどボルダリングツアーとなってしまった。

 Frankenjura(ドイツ)、PeakDiestrict(イギリス)、LaCapelle(フランス)、ColdeMontes(フランス)Ceuse(フランス)で、ボルダリングを楽しんだのだが、お薦めするエリアはやはりFontainbleauとPeakDiestrictだ。PeakDiestrictはすでに室井登喜男さんによって紹介されているので今回私は微力ながら”Fontainbleau”(フォンテーヌブロー)を紹介しようと思う。

 ”Fontainbleau”(以下”Bleau”)は言うまでも無くボルダラーなら一度は訪れてみたいところだろう。
 私は”Bleau”ではほとんどBarbizon近くの無料キャンプ場に滞在していた、ここには世界各国のボルダラ−が滞在しており、なかなか特殊な空間だ。
 

●ブローだ!キャンプだ!行水だ!・・が・・寒い・・
 ここは水場があるだけで他に施設はない。シャワーもたいていの人がここで行水をして済ませている。私は4月中旬から5月上旬と10月上旬から11月中旬に滞在したが、11月に入ると気温が急激に下がり昼間でも行水は厳しくなる。
 そこでここから自転車で1時間程のLes Trois Pignonsの有料キャンプ場La Musardiereにも10日間ほど滞在する事になった、料金は1日1人30F、車1台17F、1テント15Fで、1週間以上は10%オフだ!
 
 けして安くはないがここにはホットシャワーがある、私はここで一ヶ月振りに暖かいシャワーをあびてとても幸せを感じた。
 しかし、他のボルダラーは週末に少し来るだけであまり利用していないようだ。

●でかいぞ!広いぞ!
さて、肝心の”Bleau”だが、とても広い。
そこにはあっちこっちにボルダーがあり、ハッキリ言って一生遊べると言って良いほどだ。その中で最も人気のあるエリアが”Bas Cuvier”である。
無料キャンプ場から近く1キロほど、ここは石が濡れている時以外はいつ行ってもボルダラーがたくさんいる。休日ともなればそれはたくさんの人達でちょっと驚いてしまう。ここには有名課題がズラリと揃っておりすごく楽しい。
他のお薦めエリアは、”La Roche aux Sabots””Le Cul de chien””95-2” ”Franchard””Cusiere””Isatis”Apremont””plan5”がおもしろい課題が揃っていて楽しい。しかし、他のエリアにもすごく良い課題がたくさんある。

 Bleauのトポは英語版が最も分かりやすいようだ。
 ParisのAu Vieux CampurやBleau近くのDecathon Barbizonの本屋等で入手できる。その中にOutstanding Probremとして特に素晴しい課題が選ばれているので、その課題を目指して登ると充実すると思う。参考までに私が登った課題の中で特に良いと思う課題を選ぶと、グレード3to4ではLa Prestat、 4+to5は La Pillor Directe、 5+はRoche aux Sabotsの22R、 6aはLa Marie Rose、 6bはLa Liberte、 6cはDuroxmarie、 6c+/7a La Toit du Cul de chien、 7aはLe Mur de laFosse aux Ourses、 7b to 7b+ L'Autre Toit といったところか。

Cul de chien

"La Toit du Cul de chien"(6c+/7a)

2ページ目へ

www.Bouldering.net