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1998年10月、アメリカ合衆国ヨセミテ国立公園、世界の強力クライマーがゴロゴロしているキャンプ4に単身ボルダリングツアーに乗り込んだ日本のお◯カなボルダラー”Nao”三由、今ではすっかりお馴染みのレオとツルんで、死ぬ程有名フ−バー兄弟などを尻目にひたすら遊びまくったNaoによる98年ヨセミテに集まったイカレたボルダ−野郎どものレポートだ!


三由 野(Nao)

1976年生まれ、
小学校5年生から父につれられたまに簡単なクライミングを楽しむ、
 18才の時にクライミングジムで本格的にボルダリングを始め、その翌年に小川山”エイハブ船長”を初見でおとす、20才の時にヨセミテに渡り生涯3度目の自然のボルダ−(!)で、日本にフリークライミングが広がる切っ掛けになった伝説的な課題”ミッドナイト・ライトニング”をそんな事とは知らずに登り注目を集める。いまだにハ−ネスはコンペの賞品でもらった物しか持っていないというボルダラー。でも今はBMXに夢中? プラナ澁谷店勤務。


コ−クフェイス(7b)はサンダルでオーケー?なアルパインクライマー達

(Photo/Kuroda)

 これはもしかして日本人初登なのか?この二人も日本を代表する”おもろい”クライマーだろう。岡田 康はニューバランス、大谷あつしはテバ、ともにサンダルのまま”何のうたがいもなく”走ってくるとそのまま岩の上までGo!

 今の日本のボルダラーやリードの人達の多くは思いつかないかもしれない、アルパインの人達ならではだな(私にも登れません、足、遅いっす)。
 本当に大谷さんカッコエエ。ロックシューズだろうがサンダルだろうがてっぺんに上がれれば同じ事だぜ!


逆上がりの◯カども

 ココのメンツはすごいぞ。イギリスのバ◯大将レオ様、パッチ、死ぬ程有名フ−バー兄弟、スロベニアの写真家チーム”No LIMITS”たち、日本代表マヌケなボルダラー”Nao”。
こいつら真剣に、本当に真剣に”逆上がり限定マントル”にたかる。

↑「ウガ−!」逆上がり〜

「どうだ〜」
世界の有名人相手にとても御満悦なNao.


(Photo/Onodera)

(Photo/David)

ナゼかel.capを登るNao

11a位だったと思う、1pichボルト3〜4本。はじめてel.capを登る”カベ”という圧力が有る。ボルダ−は”石”という圧力。
圧力の差に驚かされた。
 ちなみに1年ぶりにロープをつけた。
 ボルダラーだと言う自分に「el.capも登れ!」と薦めるバルバラとダビに感謝。(新しい視野が開けた)大きな野望を抱くキッカケになる。


 (Photo/Kuroda)

Leoはぶっとび野郎だ

ほとんど毎日奴らはぶっ飛び課題を探していた。この写真はその中で最もブッちギレた課題。7aのマントルに向かってぶっ飛ぶ!!(結局彼等はできずじまい)
 頭の固いヤツには理解できまい。ホントにレベルも高くおもしろいヤツらだ。

 Leoの発想はロッククライミングを越えている、これだけ一緒につるんでいてまともに登ったところを数回しか見ていない。「ミッドナイト・ライトニング」でのセッションや、「アフター・ミッドナイト」でのセッション、そこの木の裏のプロジェクト(世界最難の一つになるかも?)トータルで数時間、一番真剣だったのは「ブルース=リ−」(V9/7c)。
 そのトライをビデオジャーナリストが撮影していた時、私がスポットに付いていて、最高に精神力の高いヤツだと気が付いた(そこでもぶっ飛んでいたんだからね)。

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